結婚式場の見学、行かれたことがある方はお分かりかと思いますが、一体何に気を付けて見学すれば良いのかよく分からなくなってきますよね?
結局は式場の雰囲気が重要ではありますが、それ以外にも見落とすと大変なこともたくさんあるのです。
今回は、元ウエディングプランナーだからこそ言える、「ここに注意して見学すれば間違いない!」と言うお話をさせていただきたいと思います。
もくじ
式場見学の際に予約は必要?
式場見学の際には、予約を入れていくことを強くおススメします。
多くの式場が、見学は完全予約制にしています。
雑誌やネットの写真は、常に最高の状態でセッティングされていて、当然それらのセッティングは特別仕様なわけです。
これをそのまま見られるわけではないわけで、式場側はブライダルフェアや式場見学の予約があるときだけ、そのためのセッティングをするので、いつでも見学が出来るというわけではないということですね。
関連記事結婚式場の予約は何ヶ月前にするべき?「下見を開始するタイミング」はいつからが良い?
見学に行くときはどんな服装で行くべき?
不思議なことに、結構良く聞かれるのがこの質問です。
結婚式場の見学については、特にドレスコードなんてありません。
ものすごくカジュアルな服装で来られる方もたくさんいました。
ですが、やはりそれなりに「ちょっといいレストランに食事に行く」くらいの服装で行かれることをオススメします。

ですが、特に決まりはありませんので、ご安心ください。
結婚式場見学の前に知っておくべき「7つ」の注意点
さて本題に入りましょう。
結婚式場の見学においては、ただ式場を見るだけではなく、いろいろと着目すべき点がありますので、そのお話をさせていただきましょう。

【その①】式場到着時の対応でレベルが分かる
結婚式場に到着したら、もうそこからスタートです。
結婚式場に到着して、入り口を通過したら、おそらくスタッフがお出迎えしているでしょう。
これがちゃんとされていない式場はちょっと疑問です。
私の経験から言うと、しっかりしている式場はこの辺りが違うのです。
入り口を通過した時に、スタッフが見当たらず、どこに行けばよいかも分からない状態になるようであれば、その式場はあまり信頼できないですね。
想像してみてください。
二人の大切な結婚式に来られたゲストたちが同じように困惑したらと思うと、考えただけでも、ちょっと嫌ですよね。

【その②】スタッフの対応に注目するべき
ちなみにですが、結婚式はお二人が大好きな人たちを招いて、お二人側がおもてなしをするという場です。
そう考えてみると、当日お二人の結婚式をお手伝いするスタッフの人たちのことはもちろんきちんと見ておきたいものです。
これが一番よく分かるのが、「試食会付きブライダルフェア」に参加するという方法です。
ほとんどの結婚式場で定期的にブライダルフェアが開催されており、その時こそが一番見学に行くべきタイミングなのです。
理由としては、普段の式場見学と違い、この時ばかりは館内全てをフェアのためにセッティングしており、式場側も万全な体制で式場見学に来られるお客様の対応が出来る貴重な機会。
結婚式の合間に見学のお客様の対応をする状況とは比べ物になりません。
その中でも更におススメなのが試食付きのフェアです。
実際に試食の時には、ゲストの気持ちになって、「体験」してみましょう。
気持ちの良いサービスをしてもらえる式場を選ぶためには、スタッフの対応に着目することを忘れてはなりません。
【その③】ウエディングプランナーの対応 ※重要
式場見学から式場決定、打ち合わせから本番まで、ウエディングプランナーとのお付き合いは非常に長いです。
平均して半年くらいでしょうか。
打ち合わせが始まるのは基本的に式の3か月前くらいになるのですが、ここから当日までに担当プランナーとのコミュニケーションが続くわけです。
人と人ですから、もちろん相性もありますが、やはり着目すべきは「この人に任せたいな」と思えるかどうかです。
担当プランナーによって、お二人の結婚式はどれだけでも変わります。
なので、そこはしっかり選んでいくべきなのです。
【その④】待たされることが多々あるようであれば黄色信号
式場見学の当日は、アンケートの記入から式場の見学、さらにはお見積もりのお話、場合によっては試食などとたくさんの行程があり、その間およそ2時間あります。
結構長いですよね。
その、それぞれの行程の中で、
- 無駄に待たされる時間がないか
- 何か放っておかれてる気がする
と言う瞬間がないかにも注意していただきたいです。
段取りが悪い式場と、全て完璧に流れていく式場があります。
つまり、打ち合わせのお客様や式場見学のお客様、対応が間に合っていないということの表れなのです。
結局は式場にとってお二人は「唯一のお客様」ではありませんが、それを感じさせるような式場はあまりお勧めできませんね。
逆に、式場見学の際にも常に気持ちの良い接客でお二人をもてなしてくれるような式場は安心感がありますよね。

【その⑤】金額の説明の仕方があやふやでないか
料金の説明の部分はとても大切です。
結婚式はちょっとした買い物ではあり得ないような高額な費用が掛かるイベントです。
それも一生に一度のとても大切なイベントです。
だからこそ、「信頼のおける式場」にお任せしたいわけなのですが、これは料金の説明の部分に顕著に表れてきます。
例えば、お見積もりの説明がものすごくざっくりしているとか、お見積もりについて説明を受けたけれど結局いくらほどかかるのか大してイメージが湧かない、なんていう状況はあまり好ましくありません。
丁寧に、しっかりと時間をかけて説明をしてくれる式場が絶対に信頼に値します。
「大体それくらいですね」とか、「このあたりは打ち合わせでおいおい決めていきましょう」という説明があまりに多すぎる場合は、結局最終的にかかる金額が予測できないので、何となくすっきりしません。
全て明確に説明をしてくれる、信頼のおける式場を選んでいきましょう。
【その⑥】当日成約特典で猛烈に押してくる式場は要注意!
全ての結婚式場が、ひとつでも多くの契約を求めていますから、それは必死に営業をかけてくるわけなのですが、このやり方にも注目してみましょう。
「今日決めてくださるなら、値引きします!」というような当日割引を押してくる式場は少なくありません。
現に私もこういうことをしてきましたから、分かるのです。
ですが、問題はどれくらい圧をかけてくるかという点にあります。
お二人が、「どうしても〇〇(他会場)も見てみたいんです」と言っているのにも関わらず、ひたすらに「それなら、こちらの割引はなくなってしまいますよ?それでもいいんですか?」などと何度も言ってくる式場はややたちが悪いですね。
注意すべきは担当スタッフの対応の仕方です。
本当にお二人に寄り添ってくれるのなら、当然お二人の意向を優先してくれるはずですからね。
【その⑦】お手洗いもしっかり確認すべし
最後にちょっと豆知識ですが、「トイレまでピッカピカの式場を選ぼう」と言うお話です。
式場見学に行くと、皆さんが着目するのはやはり綺麗にセッティングされた披露宴会場やチャペルです。
この辺りが綺麗なのは当たり前です。
ですが、ちょっと別の場所、例えばお手洗いなんかも確認しておくと良いでしょう。
参列されるゲストも必ず利用しますからね。
きちんとこの辺りを確認することによって、後から嫌な発見をすることを防ぐことが出来ます。

まとめ
いかがでしたでしょうか。結婚式場の見学、何をどう見ておけばよいのかがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ついつい外見の印象にとらわれがちですが、見た目が良ければ良いというわけではありません。
細かいところにもしっかりチェックをしておくべきですよ!
あらかじめ、何に注意して式場見学に挑めばよいかが分かっていれば、頭が整理しやすいですし、複数の式場の比較もしやすいはず!
結婚式は一生の中でも一番大切なイベントのひとつです。
最高の結婚式場をえらびたいところですよね。
皆さんが、思い描く理想の結婚式が実現しますよう、心より願っております。

まゆ / 元ブライダルプランナー

最新記事 by まゆ / 元ブライダルプランナー (全て見る)
- おすすめのオンライン子供英会話3選!自宅でバイリンガルキッズを育てよう - 2020年6月10日
- 出会い目的の習い事に「英会話教室」をおすすめする5つの理由 - 2020年2月11日
- ハナユメ割は半年以内の結婚式で適応!半年以上先はどうなるの? - 2020年1月21日