結婚式の準備は、何しろ初めてのことばかりなので分からないことだらけです。私は長くウェディングプランナーを経験しましたが、その中でも近年とても人気が上昇している「手作りアイテム」について、今回は取り上げていきたいと思います。
- 手作りアイテムにはどのようなものがあるのか
- おすすめの手作りアイテムは何なのか
という点についてまとめていきたいと思います。
手作りアイテムを取り入れることのメリット
インターネット上にもたくさんの情報が溢れている結婚式のオリジナルアイテムですが、実際のところはどうなのでしょうか。そもそも結婚式に手作りアイテムを使うことには、どのようなメリットがあるのでしょう。
【メリットその①】お二人だけのオリジナルウェディングになる
当たり前ですが手作りをしたものには愛着がわきます。何事もそうですよね。売っているものを買うよりも、一から自分で作ったものに対しては、まさに「世界に一つ」のものですから愛着がわいて当然でしょう。
結婚式という大切な場面において、自分自身が心を込めて作った手作りアイテムを使用するというのは強く思い出に残りますので、とてもおすすめです。
【メリットその②】アイテムによっては大幅にコストを下げることが出来る
ウエディングプランナーをしていると良くお客様から聞かれるのが、「手作りした方が安いですか?」という質問です。これに関しては一概に安いとも言い切れないところがあり、非常に回答に困ってしまうところはあるのですが、もちろんコストを削減できるケースも多々あります。
結婚式は何かとお金がかかりますから、ほとんどの方が「どうにか少し費を抑えられないかな」という思いを持っていますので、手作りアイテムを取り入れることで少しでもコストが抑えられれば最高ですよね。
【メリットその③】あるものから選ぶのではなく、自分の満足のいくものを作ることが出来る
最初にもお伝えした通り、手作りアイテムは「世界に一つ」だけのものです。ですので結婚式場にある、オプションのカタログから選ぶことなく、一から自分で手作りをすることによって、本当に自分が求めるアイテムに囲まれた結婚式をすることができるようになるというのもメリットの一つです。
やはりたくさん素敵なオプションがあったとしても、それは出来合いのものですから、オリジナルのものにはかなわないところがあります。クオリティの話になるとまた別になりますが、オリジナリティの部分だけで考えると、手作りアイテムの上を行くものはありません。
手作りしない方がいいアイテムもある??
結婚式に必要なアイテムの中で、手作りをすることができるものはたくさんあります。ですがその全てが、手作りをした方がいいものであるとは限りません。何が言いたいかというと、結婚式のアイテムの中には、手作りをしてしまうことによってどうしても安っぽく見えてしまうものや、手間がかかりすぎるものもありますので、一概に全てにおいて手作りが一番いいなんてことは言えないわけです。
ここでは手作りをおすすめしないアイテムを先に紹介しておきたいと思います。
【手作りは避けた方が良いアイテム①】ブーケ
結婚式場によってはウエディングブーケは手作りもしくは持ち込みがNG とされているケースもあります。ですのでもちろん結婚式場に事前に問い合わせる必要があるのは言うまでもありません。ですがウエディングブーケの手作りというのは私はあまりおすすめしません。
なぜかと言うと、ウェディングブーケを手作りするとなった場合、基本的にプリザーブドフラワーになると思いますが、プリザーブドフラワーというのは、生のお花ではありません。結婚式の一日において花嫁さんの印象を左右するとっても大切なアイテムガウエディングブーケです。

プリザーブドフラワーも、生のお花もそれほど変わりないと思うかもしれませんが、やはり見る人が見れば全然違います。高級感のあるドレスに高級感のある結婚式場、やはりここは生きているお花を使うほうが絶対にマッチするでしょう。
【手作りは避けた方が良いアイテム②】ムービー
結婚式においてムービーは切っても切り離せない重要なアイテムです。ここで言うムービーというのは、結婚披露宴の時によく使われる新郎新婦の生い立ちムービーのことです。中には、結婚披露宴スタートのオープニングムービーとして使用することもあるでしょう。
ムービーは正直、オーダーすると結構高額です。ですので多くの人たちがムービーを手作りしようとしたり、お友達に頼んで作ってもらおうとするわけですが、多くの場合やはりクオリティが低く、披露宴の印象を少し安っぽくしてしまうことがあるのです。
ここはやはりクオリティの高いものを見せて差し上げたいものですよね。
【手作りは避けた方が良いアイテム③】テーブルコーディネートに関わるアイテム
披露宴の会場がどれだけ素敵であっても、コーディネートがイマイチだったとすると台無しになります。結婚式の披露宴会場の雰囲気を左右するのは卓上のお花とテーブルクロスの色、つまりコーディネートなのです。
せっかくのテーブルコーディネートです。華やかなお花とテーブルを彩るテーブルクロス、ここはプロに任せておいた方がいいでしょう。
手作りアイテムとしておススメなのは一体何??
手作りアイテムとして、これまで私がお手伝いをしてきた結婚式の中で「この手作りアイテムは良かったな」と思ったアイテムが何だったかを思い返してみると、思い浮かぶものは三つです。ここでは結婚式に手作りアイテムを取り入れたいカップル様に向けて、何を手作りすればいいのか、その三つのおススメアイテムについて紹介したいと思います。
【おススメ手作りアイテム①】ウェルカムボード
人気の手作りアイテムとして忘れてはならないのはこちらのウェルカムボードです。
これは手作りをする方がとても多いね。むしろプロに頼んで作ってもらうというケースは極めてレアです。
ウェルカムボードに関しては、ご友人の方が手作りをしてくれるケースもよくあるようですが、何しろ手作りをすることによって温かみがあるものが出来ますし、披露宴に来てくれる人達が最初に目にするものですから、ほっこりした気持ちにさせてくれる手作りウェルカムボードはとっても大切なものなのです。
お二人の写真を使ったものでもいいですし、似顔絵を使ったものでもいいでしょう。中にはイニシャルをモチーフにしたデザインのおしゃれなウェルカムボードなんかも近年では流行っているようですよ。

【おススメ手作りアイテム②】ペーパーアイテム
手作りをするにあたって、比較的難易度が低いのがこちらのペーパーアイテムです。
さらにもお料理の内容を記載したメニュー表もペーパーアイテムの一つになるのですが、こういったものは手作りをすることによって大きく失敗することはまずありませんし、オーダーせずに手作りをすることによって費用もかなり抑えられることでしょう。
「何か手作りをしてみたいけれども、あまり難しいことはしたくないな・・」という場合にもとってもおすすめの手作りアイテムです。
【おススメ手作りアイテム③】お見送り用のギフト
意外と重要なのが、披露宴が終わった後に新郎新婦がお見送りをしながらゲスト一人一人に手渡しをするプチギフトです。おおよそ一人当たり300円から500円程度の品物を準備することが多いのですが、これこそ手作りアイテムを使うチャンスでもあります。
人気の演出としては、可愛らしいアイシングクッキーを手作りして準備するというのもあります。アイシングクッキーは非常におしゃれで喜ばれるアイテムの一つですので、ぜひ候補に入れていただければと思います。

手作りアイテムについて注意するべき点
結婚式場によって様々なルールが設定されています。手作りをするアイテムを決めるにあたって、一番初めに必ずしておかなければならないことは、式場側がそのアイテムを持ち込みOK にしているかどうかの確認です。
まとめ
結婚式はお二人にとって大切なイベントです。その結婚式をいかに素敵なものにするかは、一つ一つのアイテムをどう選ぶかにかかっています。こだわりたい部分はしっかりこだわって、素敵な手作りアイテムも取り入れつつ、お二人らしい素敵な結婚式を作り上げてくださいね!
お二人の結婚式が、最高のものになりますように心より祈っています!

まゆ / 元ブライダルプランナー

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