友人の結婚式の招待状が届いたら、返信メッセージはいつもどう書いていいものか迷うところです。
実際は、それほど悩むほどのことでもないのですが、今回はそんな招待状の返信メッセージの書き方について、元ウエディングプランナーの「まゆ」からちょっとしたアドバイスをさせていただきます。
もくじ
【基本中の基本!】招待状返信時のマナー
結婚式の招待状は、普通のお手紙とは違いますから、やはり返信をするにもマナーがあります。
まず初めにそのルールについて簡単にポイントをまとめておきましょう。
【ポイント①】避けるべき言葉「忌み言葉」と「重ね言葉」
「忌み言葉」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
結婚式は大変おめでたいイベントですから、この「忌み言葉」を避けなければなりません。
忌み言葉というのは、縁起の悪い言葉のことを指します。
意外とこういうことは知られていなくて、気づかないうちに使っている言葉が忌み言葉だったりするものです。
- 相次ぐ
- 忙しい
- 崩れる
- 消す
- 絶える
- とんでもない
- 割る
- 短い
- 終わる
- 捨てる
- 避ける
- 切る
いかがでしょうか。
意外にすごく普通の言葉だと思いませんか?
こんな感じなら知らない間に使ってしまっている気がしますよね。
ですが、多くの場合は何となくネガティブな印象を与える言葉が多いので、何となく自然に避けているものも多いでしょう。
- いろいろ
- くれぐれも
- たびたび
- わざわざ
- みるみる
- かえすがえす
これは言葉を繰り返すことから、結婚を繰り返すことを連想させるので、結婚式にはふさわしくないのです。
「いろいろ」なんて何も考えずに使ってしまいますよね。
【ポイント②】句読点を使わない
これも結婚式のことについて調べるまで、知らないことが多いのですが、結婚式の招待状の文面には「句読点」が使われていないことをご存知でしたでしょうか。
これは返信メッセージを書くときも同じです。
返信メッセージを書くときには、文章に句読点を使わないようにするのがマナーです。
【ポイント③】メッセージは必ず書くべき
結婚式の招待状のデザインによっては、メッセージを書くところがないものも多いのです。
だからと言って出席だけに〇をつけて返信することはやめておきましょう。
メッセージ欄がなければ余白を使ってメッセージを書けばよいのです。
メッセージ付きでの返信はマナーです。
【結婚式の招待状が来た!】返信メッセージはどうすれば良い?
友人の結婚式はいつでもおめでたいことです。
会社の先輩や上司の結婚式とはわけが違います。
結婚式を挙げる友人にちょっとでも喜んでもらいたい、その気持ちが伝わるメッセージにはどのようなものがあるのでしょうか?
それでは早速ですが使える文面をいくつか紹介させていただきたいと思います。
この度はお招きいただきましてありがとうございます
当日はもちろん喜んで出席させていただきます
この文面はとってもシンプルですね。
とっても無難な文章でお友達だけでなく、先輩などにも使えるでしょう。
「メッセージはとりあえず無難に・・・」という場合にはこのような文章で良いでしょう。
当日は〇〇さんの晴れ姿を楽しみにしています
お二人の末永いお幸せをこころよりお祈り申し上げております
こちらもまたシンプルな文面で特に変わったところはありませんが、心のこもった素敵な文章です。
こちらも相手がお友達でなくても、先輩や上司の結婚式の時にも使える文章ですね。
結婚式まで準備が慌ただしいことかと思います
体に気を付けてくださいね
お二人の晴れ姿が見れることを心より楽しみにしています
こちらの文章は、結婚式準備に追われるその多忙な毎日をねぎらう思いやりのこもった文章ですね。
こちらもとっても優しくて愛情のこもったメッセージです。
いつも忙しくしている友人には是非使ってみてくださいね。
招待してくれてありがとう 当日は旦那さんにお会いできることも
すごく楽しみにしています!
こちらの文章は割とカジュアルですね。
今の時代、結婚式の招待状とは言え、友人が相手なのであれば、ある程度カジュアルな砕けた文章でも問題ありません。

スピーチをお願いされているお友達への返信メッセージ
結婚式の招待状は、結婚式に招待すること以外にも、その結婚式で友人代表メッセージを依頼するツールでもあるのです。
とっても仲の良いお友達の招待状には、「結婚披露宴の時には友人スピーチをお願いします!」などと書いていることもあるのです。
結婚式の時に友人代表スピーチを依頼された場合には、そのことに関するお返事もメッセージの返信に盛り込んでいくと良いでしょう。
では実際に使える文面を見ていきましょう。
お招きいただきましてありがとうございます
おふたりの晴れ舞台に立ち合えてとても光栄です
当日のスピーチはお任せくださいね
結婚式の時に友人代表スピーチを依頼された場合には、このような文章を返信メッセージとして書き添えるのが良いでしょう。
仲の良いお友達の結婚式ならば、スピーチは是非引き受けてあげましょう。

余興をお願いされているお友達への返信メッセージ
結婚披露宴には、友人の余興はつきものです。
もはや余興のない結婚式などほとんどありませんからね。
仲の良い友人グループに余興を依頼するというのは、とても一般的なことです。
友人の結婚式の時に余興を頼まれたときには、とびっきり盛り上げてあげましょうね。
それでは余興を頼まれている結婚式の招待状の返信メッセージで使える文例を紹介したいと思います。
よろこんで出席させていただきます
披露宴では、練りに練った余興で祝福させていただきますね!
このように「余興を盛り上げますよ!」というようなメッセージを返信メッセージに入れておくとお友達も喜ばれるでしょう。
余興を依頼されるとなると、それはかなり親しい友人なのでしょうから、喜んで余興をお受けするという気持ちを表すのが良いでしょう。
事情があって「結婚式のみ」もしくは「披露宴のみ」の参加となる場合のメッセージ
結婚式の招待状がきても、どうしても挙式と披露宴の両方に出席が出来ないケースがあります。
もちろん両方欠席するよりはいいのですが、そうは言っても心苦しいものです。
そんな時の返信メッセージの書き方を紹介しましょう。
あいにく事情がありまして披露宴の時間まで
残ることができませんが
挙式にはもちろん出席させていただきたいと思います
○○さんの晴れ姿を楽しみにしています
欠席することは心苦しいのですが、それでもお祝いする気持ちがあって、挙式には喜んで参加する意思を伝えるメッセージですね。
挙式だけでも来てくれるあなたの気持ちがきっと友人にも伝わるでしょう。
この度はお招きいただきありがとうございます
あいにく事情がありまして、挙式に参列することが出来ませんが
披露宴には是非出席させていただきます
お二人にお会いできることを楽しみにしております
披露宴のみ参加するときのメッセージはこのような感じで良いでしょう。
挙式には出られないけれども披露宴は参加するという人は案外多いものです。
それほど恐縮する必要もありません。
披露宴の方が時間も長いですし、挙式に参列できないことはそれほど気にする必要はありません。
「挙式も披露宴も参加できない」欠席の場合のメッセージ
これが一番大変です。欠席が決定している場合には、心苦しいですがその旨を伝えなければなりませんからね。
お友達の招待状の返信メッセージを、欠席の場合にどのようにすればよいのか、実際に使える文章を紹介したいと思います。
〇〇さんの結婚式を楽しみにしていたのですが
やむを得ない事情により欠席をさせていただきます
おふたりの末永いお幸せをお祈り申し上げます
この文章は、あまり理由を明確にしたくない場合に使えるメッセージです。
なぜ欠席しなければならないのかは、明記していませんが、特に失礼にはあたりません。
あいにく親戚の結婚式と重なりまして
欠席させていただきます
おふたりの末永いお幸せをお祈り申し上げます
同じ日に別の結婚式があり、重なってしまったというケースもありますね。
他にもどうしても外せない出張などがあれば友人なら、その旨を正直に書いてしまっても問題はありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。意外に結婚式の招待状の返信メッセージというのは書き方が分からずとまどうものです。
とても仲の良い親友であれば、普通にカジュアルに返信メッセージを添えてしまっても問題はありません。
ですが、大人として基本的なルールを知っておくことはとっても大切です。
今回は友人宛てのメッセージの書き方の紹介でしたが、この基本的な書き方やメッセージ例の多くは、お友達だけでなく、会社関係の上司や先輩や同僚にも使えるものです。


まゆ / 元ブライダルプランナー

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