結婚式は一生に一度の大切なイベントです!せっかくならとびきり素敵な結婚式場で、とびきり素敵な結婚式を挙げたいですよね。そう考えるのは皆同じです。それと同時に、「いくらくらいかかるんだろう」と心配する気持ちもきっとあるでしょう。
今回は、結婚式場を予約するときに、
- 値引き交渉をすることは可能なのか
- 値切るにはどうすれば良いのか
この2つについて、元ウェディングプランナーの経験から、皆さんにアドバイスさせていただきますね。
もくじ
結婚式場の予約、値引き交渉について知っておくべきこと
結婚式場を予約するときに、値引き交渉をすることは、はっきり言いますが「可能」です。結婚式はやはり一組一組にかかる費用が大きいものですので、結婚式場側も一組でも多くのカップルに結婚式を申し込んでもらいたいのです。そのために少しの値引きをすることは問題ではありません。
ですが、この値引き交渉については、やり方を間違えてしまうと失敗してしまいます。
実は「値引き交渉をしやすいタイミング」がある!
結婚式には、人気が集中する日にちや時間帯があります。誰しもが季節の良い時に結婚式をしたいと思いますし、そして、出来ればお日柄の良い日どりを選びたがります。さらには、土曜日であれば午後の時間帯に人気が集中しますし、逆に日曜日は早めの時間の方が人気です。
このように、結婚式には人気の時間帯や日にちがあるのです。ですので、やはりそこは外した方が値引き交渉はしやすいのです。結婚式場側からしてみれば、「放っておいても勝手に売れる時間帯に、わざわざ値引きはしたくない」というのが本音です。
ではどうすれば良いでしょうか。簡単です、そういう日にちを外せばいいのです。
一番値引きがしやすいポイントは?
それでは値引き交渉をするにあたって成功率が高いのはどんな時間帯、日程なのでしょうか。それはずばり、下記の条件にあてはまるところです。
- とにかく直近(3か月を切っての予約)
- 平日の挙式
- 時期的に人気のない1月や8月
この3つが代表的なものです。特に一番狙い目なのが①です。結婚式場側からして、とにかくありがたいのが「なるべく早く結婚式を挙げたい」というカップル様です。こういうお客様は大歓迎ですね。大幅割引をしてでも予約をしてもらいたいですから、かなり思い切った値引き交渉が可能です。
そして②は、ちょっと難しいかもしれませんが平日挙式ですね。結婚式といえばほとんどの人たちが土日祝日に挙げますから、平日の結婚式場はとってものんびりしているのです。多くの場合、平日挙式は平日割引というような名前で大幅な割引をしてくれることがほとんどですから、もし可能な方は考えてみてください。
そして最後が③です。1月は寒いですしお正月明けでなんとなく挙式という雰囲気にはなりませんので式場の予約は入りにくいですし、8月はとにかく暑くお盆もあるので、何かと慌ただしくこれまた人気がありません。

値引き交渉のチャンスは「契約前」だけ!
結婚式場の予約をするまでは、たくさんの式場の見学に行ったり、たくさんの式場の見積もりを比較したりする人がほとんどですから、式場側もどうやって一組でも多くの予約をゲットするか、試行錯誤するものなのです。あの手この手で広告を出し、たくさんの人たちに興味を持ってもらえるように、いろいろな案を考えます。
ですから、予約をする側もそこに付け込むのが大事なのです。言い方は悪いですが、結婚式場の予約をするまでが、値引きのチャンスなのですから、このチャンスを逃すわけにはいきません。
予約の前は結婚式場もひとつでも多くの契約を得るために、多少の値引き交渉には応じることがほとんどです。ブライダルフェアに参加することで、様々な特典を得ることが可能ですが、特典が適用される条件が「即決」としているところがほとんどです。
実際に値引きをするときの5つのコツ
さて、それでは結婚式場の予約をする前に、値引き交渉をするとして、一体どのようにするのがいいのでしょうか。単純に「安くなりませんか?」と言って簡単に値引きをしてもらえるほど、世の中甘くありません。
ここでは実際に「こう言われると値引きに応じるしかないな」と結婚式場に思わせることのできる、値引き交渉の方法をお教えしたいと思います!
【コツ①】他の式場との比較をしていることをはっきりとアピール
結婚式場に話を聞きに行って、見積もりを出してもらうときには、はっきりと「他に検討しているところがある」と言いましょう。そうすることによって、式場側も「他社に負けたくない」と心してかかるわけです。ですが、ここで大切なのは「この式場が第一候補なんです」という意思表示を忘れないことです。
やっぱりウェディングプランナーとしても、「お客様に気に入ってもらったからには、何としてでもここで結婚式を挙げてもらいたい」と思うものですからね。
「ここで結婚式をしたいけれど、どうしても予算的に難しく、このままだったら少しお安い第二候補の式場に決めてしまうかもしれない」なんて言っておくと、値引き交渉につなげやすいでしょう。
【コツ②】日程をある程度「式場の提案」に合わせる
どうにかして安くならないかと聞いてくるお客様に対して、ウエディングプランナーがよくするのが、「日程を変えさせる」ことです。なぜかというと、安くしてあげたいから、値引きが出来る日程を提案するのです。
先ほども言ったように、結婚式場の値引き交渉をするには、狙うべき日程や時間帯があります。そこを式場側が提案してくることがあります。「〇月〇日の〇時なんていかがでしょう、ここだったら〇万お安くお申込みいただけますよ!」などと言ってきたときには、是非差支えのない範囲でその提案にのってくださいね。
【コツ③】値引きをしてくれないのであれば「何か」をサービスしてもらう
式場側にも都合がありますから、どうしても値引き交渉が上手く行かないことだってやっぱりあります。そんな時にはあんまりしつこくせずに、方法を変えるのが賢明です。
どうするのかというと、こういうことです。「値引きが出来ないなら、何かをサービスしてもらう」という方法をとるのです。つまり、値引きが出来なくても、そこで終わりではないということです。何かをサービスしてもらうことなら可能なケースだってたくさんあるのです。
例えば、
- お料理をワンランクアップグレードしてもらう
- 人数分のデザートビュッフェを付けてもらう
とか、そういうことです。サービスで何かを付けてもらうことであれば、意外にすんなりOKしてもらえたりするものです。
【コツ④】引くときはサッと引く
これはもう鉄則ですが、値引きをしてもらえない時に、下手に粘ったところでもうどうしようもありません。出来ないものは出来ないのです。式場にも式場の都合があるので下手にしつこく食い下がってもいいことはありません。
「どうしても無理です」と言われたときには、さっと引きましょう。そして他の方法を考えるのです。結婚式場にも都合があるのですから、どうしようもない時というのはあるのです。

そこで変な印象を与えてしまうと、その後が大変です。正式に予約をした後は、結婚式までずっとお世話になるところなのです。その付き合いは長く続きます。数か月もの間、密にやり取りをするのですから、せっかくなら良い関係を築きたいですよね。
【コツ⑤】こだわりたいところをある程度先に決めておく
値引きの交渉をするしないの前に、決めておいた方が良いことがあります。それはお二人が結婚式の何にこだわりたいのかという点です。
- 食事にこだわりたいのか
- 衣装にこだわりたいのか
- お花にこだわりたいのか
何でもいいのです。これはとことんこだわりたいというところをしっかり持つようにしましょう。
ウェディングプランナーは、カップルの満足できる結婚式を作るお手伝いをするためにいます。そのためだったら、出来る限りの協力もしたいという気持ちがあるのです。お二人の結婚式のこだわりたい部分が分かれば、それに合った提案をしてくれるはずです。それがたとえ、値引き交渉とは関係のないことだったとしても、お二人の結婚式はとっても満足度が上がるはずですよ。
まとめ
結婚式場は値引き交渉が出来ることがほとんどです。だからこそ、効果的に値引き交渉をする方法を知っておくべきなのです。何も言わなければ値引きはされませんし、言ったからされると限ったことではありません。ですがほんの少しでもお安く申し込むことが出来れば、その分のお金をお二人がこだわりたい部分に費やすことも出来ますよね?
是非ここでお伝えしたことを参考に、値引き交渉を試してみてください。そしてお二人の結婚式が、お二人にとって最高の結婚式になりますよう、心より祈っています!

まゆ / 元ブライダルプランナー

最新記事 by まゆ / 元ブライダルプランナー (全て見る)
- おすすめのオンライン子供英会話3選!自宅でバイリンガルキッズを育てよう - 2020年6月10日
- 出会い目的の習い事に「英会話教室」をおすすめする5つの理由 - 2020年2月11日
- ハナユメ割は半年以内の結婚式で適応!半年以上先はどうなるの? - 2020年1月21日