結婚式費用を支払う際に、必ず考えなくてはならないこと、それが「支払いをどうするか」という点です。多くの新郎新婦カップルは、自分たちの貯蓄や両親の援助を借りながら工面しているようですが、中にはどうしてもそれでは足りないケースもあります。
こんなときに役に立つのがブライダルローン。ローンという言葉に抵抗がある人もいるかもしれませんが、ブライダルローンは一つの手段として知っておくに越したことはありません。
ブライダルローンを利用する手順や、実際の審査基準や審査に要する期間について、今回は細かくまとめていきたいと思います。
もくじ
ブライダルローンと通常のフリーローンの違い
まず、ブライダルローンは一般的なローンと比べて何がどう違うのでしょうか。ここではまずその点から理解を深めていきましょう。
大前提として、ブライダルローンは「目的ローン」というジャンルに分類されます。つまり、目的が定まっているローンであり、使用目的が特定の物に限定されているのがこの目的ローンです。
これに対して、目的が限定されていない通常のローンが「フリーローン」です。フリーローンで借り入れたお金は、特に何にどう使っても構いません。様々な目的でフリーローンは利用できます。
大きく違う点として、目的ローンの方がフリーローンに比べて金利が安いという点があります。
手軽なのはフリーローン
フリーローンは、とにかくその手軽さが大きな魅力となっています。審査も簡易的なもので簡単に通るものもあるため、今すぐにお金が必要!となれば即座に借りることができます。急いでいるときにはフリーローンはとても頼りになるサービスですね。
しかし手軽な反面、金利が高いのもフリーローンの特徴です。ただ、これに関してはある一定期間内に返済すればかなりの低金利、もしくは無金利で借り入れが可能なフリーローンも中にはあります。
結婚式で利用するならブライダルローンがおすすめ
結婚式でローンを利用する場合は、ブライダルローンの方がフリーローンよりもおすすめできます。この理由は「金利」です。先ほども軽くふれたように、結婚式でのローン利用は借入額が高額になりがちです。金利の数パーセントが大きな違いとなるため、金利が少しでも安いものを選ぶ必要があります。
となると、ブライダルローンの方がフリーローンに比べて金利が安いためおすすめだと言えるでしょう。
ブライダルローンの審査基準とは
ブライダルローンの審査基準については、そのブライダルローンを提供している会社によってまちまちではありますが、おおよそ下記の2点が挙げられます。
- 20歳から60歳(ローン会社によってやや異なります)
- 安定した収入がある
この、2点目に挙げた「安定した収入がある」という部分が非常に厄介で、これが年収いくら以上という具体的な金額を明記されているわけではないため、どうしても不安になってしまうところです。実際に年収がいくら以上あれば確実に通る、というわけでなく他の様々な要素を合わせて審査されるのがローンです。
審査に落ちる理由として多いもの
ブライダルローンの審査に通らない場合、その多くが下記の何れかにあてはまっています。ここでは、よくありがちな「ブライダルローンの審査に通らない事例」についてまとめてみました。

ブライダルローンの審査に落ちてしまう可能性は十分にあると思っておいた方が良いでしょう。
その① 勤続年数が低い
転職したばかりで勤続年数が1年に満たない場合、ブライダルローンに限らずどのようなローンでも通りにくくなってしまう恐れがあります。1年を超えていれば特に問題はないでしょう。勤続年数が低いことで、この先の収入が安定していないと判断されてしまう可能性があるため、転職したばかりでローンの審査を通す場合は要注意ですね。
その② 勤務先への在籍確認ができない
何かしらの事情で、勤務先への在籍確認ができない場合も審査に落ちる原因になりやすいです。在籍確認は、ローンの審査機関にローン会社からあなたが本当に「勤務先」に記載した会社に勤務しているかどうかを電話で確認するものです。
その③ 過去にローンの滞納履歴があるもしくは他社から借り入れている額が大きい
例えば、別の目的でローンを組んだばかりだったり、すでにクレジットカードなどでのローン負債があったりする場合も審査に影響する可能性があります。また、過去にローンの返済が滞ってしまったことがある場合も同じく影響が考えられるでしょう。
ほんの数回残高不足で引き落としがされず、数日後に振り込みなどで対応したケースは特に問題にはなりません。
ブライダルローンの審査にかかる期間
もう挙式がすぐそこまで迫っている場合は、審査期間がどのくらいかかるのかをしっかりと把握しておかなければなりません。というのも、フリーローンに比べてブライダルローンの審査には長く期間がかかるものもたくさんあるからです。
一般的には1週間から2週間で審査の結果がでるのがブライダルローンですが、中には1カ月近くかかるものもあります。
この点を考えると、ブライダルローンを借りるかどうかの判断は、挙式からさかのぼって1カ月半前にはしておきたいところですね。
ぎりぎりでブライダルローンに落ちてしまったときの対処法
結婚式当日がそこまで迫ってきているタイミングで、まさかの審査落ち・・!こうなってしまうともう大変です。焦りますよね。どうやって費用を工面すればいいのか分からずパニックになってしまうでしょう。
ですが、ここで頼れるのがフリーローンです。フリーローンは金利が高いこともありおすすめできないというのは事実ですが、使い方によってはそうでもありません。フリーローンの良いところは審査が即日で通ることもあり、融資までの期間が圧倒的に早い点にあります。さらに、フリーローンの中には、金利が30日間無料というものまであるため、ご祝儀でほぼ一括返済を考えているのであればこれを利用するのもいい方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ブライダルローンの審査基準や審査にかかる期間についてお分かりいただけたのではないでしょうか。結婚式はどうしても多額の費用がかかってしまうものです。前もって支払いの方法をきちんと考えておくことが何よりも大事です。
直前に焦ってしまうと良いことがありませんし、せっかくの結婚式前にお金の心配ばかりしたくはないですよね。計画的に準備を進め、ブライダルローンについても知識を増やしておくと良いでしょう!

まゆ / 元ブライダルプランナー

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