皆さんはこれまで参列した結婚式の余興で、「あれは最高だった!忘れられない!!」なんて言うものがひとつでも思い出せますか?逆に、「あの余興はちょっと微妙だったな」と思うものはありますか?だれが何のためにどういうきっかけで始めたのかはわかりませんが、今や結婚式において余興は「あって当たり前」のイベントになりました。
今回はそんなおなじみの余興についてのお話です。私は長くウェディングプランナーを経験しており、何百もの結婚式を見てまいりました。その経験を通して、こんな余興は特におススメ!というものを選んでみたいと思います。
もくじ
大きく分けて余興には3つのタイプがある
一言で結婚式の余興と言っても、種類を分けると3つのカテゴリーに分類することが出来ます。まずは、結婚式の余興にはどのような種類のものがあるのかを見ていきたいと思います。
【その①】ウケ狙い系
結婚式の余興にはたいてい一つは入っていることが多い、新郎側友人のウケ狙い系余興です。変装や物真似をして、ゲストを笑わせる良くあるタイプの余興ですね。内容はいろいろですが、その時に流行っているダンスを取り入れたり、替え歌を歌ってみたりすることが多いのではないでしょうか。
最近では比較的手の込んだものも多く、コント仕立てのものなんかも良く見ますね。変な格好でお笑い芸人の真似をしたり、新郎に直接絡んでいくタイプのものも多いです。

【その②】お涙頂戴系(ムービー使用)
さてお次は感動系の余興です。これは、いろんなパターンがありますが、新郎新婦に黙ってサプライズでムービーを作るというのが割と人気がありますし、良く見ましたね。特に新婦友人側が作成することが多いです。これは新郎新婦に縁のある人たちにインタビューをして、それをビデオレターのような形でまとめるものですね。
これ以外にもムービー系の余興は割ともう今では主流になっていますね。何と言ってもやはりシャイな人が多いですから「人前で踊ったり歌ったりするのはちょっと・・・」と思うとこういうムービー余興を考えるようになるのでしょう。
【その③】サプライズゲスト系
結婚式に参列している人ではない人が余興をするというのがこのサプライズゲスト系の余興です。これにはいろんなバリエーションがあります。プロの人たちにお願いして余興をすることもあれば、新郎新婦も知っているけれども結婚式には参列していない人たちによる余興のケースもあります。
後者の場合は、余興だけのために人を入れてもいいかという点において、式場に許可を取らなければなりません。式場によってはこの辺りが非常に厳しく、NOが出る可能性もありますのでご注意くださいね。
これまで見た中で「これは良かった!」と思った余興の一例
これまで見てきた余興の中で、私が個人的に良かったなと思うものがいくつかあります。客観的に見ているものなので、参考にしていただければ幸いです!

結構上手な人がガチでやる歌の余興
友人による歌の余興って、結構ありますよね?だいたいこういう余興はまあ予想通りというかこれと言って物珍しくもないのですが、中にはすごく完成度の高いものがありました。簡単に言ってしまえば、単純に「すごく完成度が高かった」だけの話なのですが・・・。
歌の余興というのは、とにかくその人がどれだけうまく歌えるかにかかっているところがあります。歌に自信がある人には是非このタイプの余興をおススメしますが、そうでない人にはあまりおススメしないというのが正直なところですね。
再現ドラマ仕立てのムービー余興
ムービーの余興は良くあります。いろんなムービーがありますが、中にはとってもクオリティの高いムービー余興もあります。その中でも結構印象に残っているのがこれです。よくテレビ番組でもありますが、再現ドラマを作ったものなのです。
これは見ていて結構面白かったですし、ゲストの反応もすごく良かったです。ムービー余興を考えている方には是非この案を検討していただければと思います!
獅子舞余興
ちょっとびっくりされるかもしれませんが、私の過去のお客さまで、新郎の友人が「親戚にプロの獅子舞がいるのでそれを余興にしたい」と言ったことがありました。私自身生で本格的な獅子舞を見たことはなかったのですが、これがなかなか良いものでしたね。
とにかく勢いがすごく、思ったよりも全然退屈せずに見られます。「プロってすごいなぁ」と思いました。ゲストも皆かなり喜んで写真を撮っていましたし、子供たちは泣く子もいましたが、それでも場は大盛り上がりでした。日本の伝統芸ですし、結婚式という場にはとってもふさわしい素敵な余興だったことを覚えています。
新郎新婦が教員だった時の「教え子」によるサプライズ
新郎もしくは新婦が学校の先生だった時に、過去の教え子たちが集まって歌とダンスを披露するという余興がありました。この手の余興は割と良くあるのですが、これも新郎新婦をすごく感動させる余興のひとつです。
ただ、こういう余興はリハーサルが必要だったり、当日来てもらった段階で控えてもらう場所を作らなければならなかったりという、いろんな問題が出てくることがあるので、しっかり式場側と打ち合わせをする必要があります。
新郎新婦の家族と協力して作るサプライズ余興
新郎もしくは新婦の友人が余興をする際に、おすすめなのがこちらです。新郎新婦の家族に予め協力してもらって、ムービーを作ったり手紙をもらったりしておいて、それをサプライズで披露するというサプライズ余興です。
私が過去に見た結婚式では、それだけでなく、新郎新婦の恩師にまで依頼をして、かなりお世話になった先生などに、お祝いの言葉をもらってきているものまでありました。かなり遠方まで出張して作ったムービー余興だったようですが、新郎新婦をすごく感動させる、とても素晴らしい余興でしたね。
とにかく気持ちが大切!でもクオリティも大切!
結婚式の余興は、とにかく新郎新婦をお祝いする気持ちが一番大切です。もちろんそれはそうなのですが、とは言ってもやはりクオリティは無視できませんよね。せっかくならいいものを作りたいはずです。
良くある、いまいちな余興というのは「中途半端」なクオリティで本番に臨んでいるものです。ダンスや歌、そしてコントのような余興には特にこのクオリティが重視されると思っています。新郎新婦からすれば、友人がやってくれる余興なので、何でも嬉しいのですが、見る人は他にも大勢います。
新郎新婦の家族や、親戚、会社の上司の前で披露する余興です。プレッシャーをかけるようですが、中途半端なものにするのではなく、せっかくやるからには、しっかりと高い完成度で当日を迎えましょう。
そしてそのクオリティに自信がない時にはプロを頼るのも大いにアリです。例えばフラッシュモブのような余興に関しては特に、プロがやるのとアマチュアでは全然完成度が違います。

まとめ
どんな余興が素晴らしいかというのは人それぞれだと思います。今回は私が実際に見てきた中で特に良かったなと思ったものを紹介しています。一番良いのは「これならうまくやれるぞ」というものをやることです。せっかくの結婚式ですから、皆に喜んでもらえるような余興にしたいですもんね!
忙しい中、企画して練習して、準備をして作り上げていく余興ですが、きっと良いものが出来れば、余興をする側にとってもいい経験そしていい思い出になることは間違いありません。大切なお友達のために、思いっきり喜んでもらえる余興を作り上げていきましょう!

まゆ / 元ブライダルプランナー

最新記事 by まゆ / 元ブライダルプランナー (全て見る)
- おすすめのオンライン子供英会話3選!自宅でバイリンガルキッズを育てよう - 2020年6月10日
- 出会い目的の習い事に「英会話教室」をおすすめする5つの理由 - 2020年2月11日
- ハナユメ割は半年以内の結婚式で適応!半年以上先はどうなるの? - 2020年1月21日