ブライダルフェアは、結婚式場を検討している多くの人たちが参加するイベントです。ここでは式場の雰囲気を自分の目で見て確認することができるだけでなく、その式場の料金の詳細について説明を受けることもあります。
場合によっては、少し強引にセールスされることがあるのがブライダルフェアですが、ここを上手く乗り切るためにはどのようにすればよいのでしょうか。
もくじ
ブライダルフェアでセールスされることは避けられない
まず、ひとつ言っておきますが、ブライダルフェアに参加してセールスを回避するのは不可能です。これは何でなのでしょうか。ブライダルフェアに行くと、大抵決まって「ここで成約してくれるならいくら割引します」などの手段でかなり強引にセールスされることになりますが、これには理由があります。
強引にセールスする理由
結婚式場側もブライダルフェアの時には、事前にしっかりと準備をしているわけです。つまり、この場で一組でも多くのお客様を成約につなげたい思いで、前もってあれこれと試行錯誤して、さまざまな特典やイベントを武器に当日を迎えるのです。
結婚式は一生に一度のものですから、どうしても簡単に式場を決められないと思う人たちが多いですよね。そんな人たちに、「ここで結婚式がしたい」と強く思わせるために、式場側もお金をかけて会場を美しく飾りつけ、お料理を準備してお客様を待っているのです。
ですから、当然それに見合った結果を求めているのが結婚式場側の思いです。他社に負けないように、あの手この手でお客様の気持ちを一気に高めようとしているのです。ですから、ある程度のセールストークは必ずありますし、場合によってはかなり粘り強いセールスになる場合もあるのです。
その場で契約するかどうかを決められない理由について考えよう
それでは、もしも皆さんが候補に挙げている結婚式場のブライダルフェアに参加して、その場で契約をすることができない場合にはどのような理由があるのかについて考えてみましょう。いろんなケースがありますが、おおよそのところ、下記のような理由なのではないでしょうか。
以下の5つの理由別に、それぞれの対応方法を考えていきましょう。
【理由①】結婚式場のイメージが思っていたものではなかった
結婚情報誌や、インターネット上で見た時に「なんて素敵な式場なんだろう!!!」と思って、候補に挙げていた式場のブライダルフェアに参加したとして、その式場が実際にはそれほど良くなかったということもあるでしょう。
実際、結婚式場の雰囲気は目で見てみないと分かりません。もちろん、ある程度の予想は出来ますが、写真というのはやはりとても良く見えるものですし、なんといっても修正加工が可能なのです。素敵に見える式場も、実際に見てみると、やや古さを感じさせる部分があることもあります。華やかだと思っていたら、実際にはそれほどでもなかったと感じることもあります。
というように、思っていたイメージではなく、つまりは「好みではなかった」ということはどうしても起こり得ることなのです。この場合は、ブライダルフェアで料金など詳細の説明を受けるときに、先に断っておく方が両社にとって良いです。つまり、もう検討から外すのですから、それ以上の説明を受ける必要もないということです。
【理由②】式場は気に入ったものの、料金が予算オーバーだった
結婚式場自体の雰囲気はとても好みだったものの、料金を聞いたときに「自分たちにはとても無理だ・・・」と思うこともあるかもしれません。ですが、これに関しては断り方を工夫しなければなりません。なぜかというと、結婚式場は場合によってかなり大幅な値引きも可能であるケースがあるからです。
ですので、断るというよりも交渉することが大切です。
「すごく雰囲気が素敵で気に入ったんですが、料金的に到底無理なので、残念ですが・・」と料金だけが問題であることを強調して伝えましょう。そうすることによって式場側のスタッフも、値段の交渉に応じてくれるようになることがあります。もちろん全てのケースではないですが。
特に、日程がある程度フレキシブルな場合、「この日程の、この時間なら、もっとお安くできます」という提案をしてくるケースはかなり多いので、もしも結婚式の日程は変えてもいい、それほどこだわりがない、という場合にはまだ希望があります。

【理由③】そもそもまだ決める段階ではないと思っている
ブライダルフェアに来るカップルの多くは、「良い式場があれば、すぐにでも契約したい」という段階で来館されるのですが、中には「まだ全然決めるつもりはない」というふんわりした段階でブライダルフェアに参加するカップルもいるものです。
「まだ結婚すること自体が決まったばかりで、結婚式をするかどうかも分からない、だから今契約はできない」という状況なのだとすれば、ここはもうこのまま断りましょう。でなければ無駄に長い時間セールスされることになりますし、双方にとって良いことがありません。
【理由④】単純に即決することに抵抗がある
即決することに抵抗があるというだけの理由で「何となく持ち帰って検討したい」というカップルも多いです。ですが、この場合に関しては断るべきかどうかは疑問です。なぜなら、結局その式場に決めるのであればブライダルフェア当日に契約することで値引きなどのメリットがあるからです。
そして、最悪の場合「キャンセル」することも可能なのですから、気に入った式場のブライダルフェアで「即決」だけが引っかかり、その場は契約せずに帰ろうと思うのであれば、それはあまり良い選択ではありません。そのことによってお得な条件をつかみ損ねるかもしれませんからね。
【理由⑤】日にちが決められないからまだ契約は出来ない
「日にちが全く決められないから、式場は気に入ったけど契約できない」という場合には、こちらも注意が必要です。例えばその日程が1年以上先のような遠い未来の話であればやむを得ません。ですが、「数か月先くらいでも検討できそう、とにかく今具体的な日にちは分からない」というのであれば、ここは逆に式場を気に入っている場合は一旦「良さそうな日にち」で契約しておいた方が良いでしょう。

日程は変更が出来る場合がほとんどですから、そこは心配ありません。逆に、その場で日程を決めるのも手ですし、そうしている人たちも割とたくさんいます。
まとめ
ブライダルフェアに行って、契約せずにお断りするということは、別に何の罪でもありません。今回お話ししたかったのは、「断るべきでないところで、断ってしまうことによりお得な条件を逃してしまう」可能性についてです。ブライダルフェアに参加してその式場自体はとっても気に入った場合はその場で契約するのが一番なのです。
ただ、式場が好みでなかった場合、結婚式自体がまだ案としてまとまっていない場合には、「今は申し込めない」という旨をきっぱり伝えてお断りしましょうね!とにかく何にしても、思いを伝えることが大切なのです。

まゆ / 元ブライダルプランナー

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