皆さんは、結婚式の費用って一体誰がどう支払うものだと思っていますか?
意外とこういうことに関しては考えていない人が多いのですが、実際に考えてみると気になるものです。結婚式は皆初めての経験ですから、意外とこういうことが分からないですよね。あんなに高額な費用を一体どうやって皆が支払っているのか、気になるところです!
今回は、元ウェディングプランナーの私(まゆ)が、結婚式の気になるお金の話について、まとめてみたいと思います!
もくじ
結婚式の平均費用とは一体いくらくらい?
良く聞かれる質問がこちらです。「あのー、結婚式って大体いくらくらいで出来るものなんでしょうか?」と聞かれたことは数えきれないほどあります。皆気になるのは費用ですからね。気持ちはとっても分かります!
でも、ひとつ言いたいことがあります。結婚式と一言で言っても、実際はいろんな結婚式のカタチがあり、それによって費用はどれだけでも変わるものなので「平均していくらくらいです」というのはとっても難しいのです。
私はこの質問をされると決まって、「大体何名様くらいでお考えですか?」と尋ねます。これが一番重要な点だからです。
結婚式にかかる大体の予算の考え方
まず、結婚式をどのくらいの予算で考えればいいかということに関しては、一応目安となる計算の仕方があります。一般的に、よくゼクシィなどに掲載されている「人気の結婚式場ランキング」などにランクインしている人気の結婚式場に関しては、それほど式場によって費用が変わるものではありません。
おおよそ、「参加予定人数×4万円」くらい見ておけばかなりの式場を検討範囲に収めることが出来ます。もちろん、もっとお安い式場もあります。最近では「格安結婚式」というような「安さ」を売りにしている式場もたくさんあるので、それらに関してはこの限りではありませんが・・。
結婚式の予算を考えるときに、どうしても〇百万円という莫大な費用に怖気づいてしまう人は多いですが、大切なのは、「結局いくら自分たちが負担することになるのか」という点です。

結婚式にはなぜそんなにお金がかかるの?その内訳とは?
それでは、結婚式を挙げるのにあたって、なぜそれほどまでに莫大な費用が掛かるのか、ここで少し内訳を説明したいと思います。
人数に合わせたプランについて
多くの結婚式場には、もともと決められたプランがあることが多く〇名様プランというような形で人数に合わせてプランを選択していくように出来ていることがよくあります。
つまり、例えばその式場のプランに50名プランというものがあったとしたら、そこにはおおよそ下記のものが含まれています。
- 挙式料金(牧師さんなどの手配含む)
- 披露宴会場の使用料
- 招待状や席次表などのペーパーアイテム
- 人数分のお料理とドリンク
- 基本となる会場装花
- 基本となるアルバム
- 衣装(ウエディングドレスとタキシード)
- ウエディングブーケ
こんなところでしょうか。つまりこれだけで一応、結婚式と披露宴は行うことが出来るということにはなっているわけです。これらは先ほど私が説明した「人数×4万円」よりもかなりお安く設定されている場合が多く、「おお!お得だな!」と思われることも多いはずです。
ですが、結局はそれ以上に費用が掛かるのです。
プラン外にかかるものは何?
それでは、一体何に追加料金がかかってくるのでしょうか。そこがとっても大事です。実際にカップル様と打ち合わせをして、どんどん内容を固めていくうちに、必ず費用は上がります。
ここで、まずプランに含まれていないけれども、ほとんどの場合皆が追加するものにはどんなものがあるのかを挙げてみましょう。
- ウエディングドレス以外の衣装(カラードレス・和装など)・・・20万円ほど
- 引出物と引菓子(おひとりあたり3,000円から5,000円程度)
- 基本となるアルバムからのアップグレード・・・10万円から30万円ほど
- ムービー撮影・・・10万円から30万円ほど
- お料理のコースのアップグレード・・・(おひとりあたり5,000円から1万円ほど)
- 会場装花のアップグレード・・・5万円から10万円ほど
ざっとこれくらいでしょうか。つまり、これだけでも100万を越えてくるわけです。結局いくらお安いプランを申し込んだところで、追加料金は絶対かかります。このことを頭において、プランを選択しましょう。
それならお料理やアルバムのアップグレードをしなかったらいいのでは?
追加料金がかかるのに、わざわざいろんなアイテムをアップグレードしなくてもいいのではないか、と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。もちろんしなくても良いです。しなくても結婚式は成り立ちますし、なにも不都合はありません。
お食事のアップグレードについて
基本的にプランに含まれているお食事というのは数あるランクの中の一番お安いものである場合が多いです。これはフルコースではありますが、かなりボリュームや質ともに低いものになります。参列してくれるゲストにとっては、お料理はとっても楽しみです。
皆さんも、思ったことはないですか?結婚式に参加して「なんかここ、料理がイマイチだったなぁ」と。そういう感想をもたれるのって、主催する側としてなんだかとても不本意です。それが全然かまわないなら良いのですが、ほとんどの方が「せっかくなら皆に喜んでもらいたい」と思うものです。だからこそ、お料理のランクアップをされる方が多いというわけです。
アルバムのアップグレード
また、お写真のアルバムに関しても同じです。これはお二人のものなのでゲストには全く関係のないことですが、結婚式をされる方のほとんどが、「素敵な写真をしっかり残したい」ということが結婚式を挙げるひとつの目的であることが多いので、写真にはこだわりたいと思っているものです。
基本プランに含まれるアルバムのほとんどが、これまたお食事と同じで数ある種類の中で、一番お安いものである場合が多いです。つまり、カット数も少なければアルバム自体も小さく薄っぺらい、なんだか「ちょっと安っぽいな」と思わせてしまうようなアルバムなのです。
これをこのままにするという選択肢はもちろんあります。そうすればかなりの節約になりますからね。そこはもうお二人次第です。写真にどこまでこだわるかによります。ですが、この写真を残せるのは一生のうちこの日だけなのです。後になって「もっと写真撮ればよかったな」と思っても、どうしようもありません。
と、私はセールス目的でなく、単純に写真にこだわることの意味についてカップル様にはお話をしています。そうすれば、ほとんどの方が「ちょっと予算きついけど、やっぱり良いもの残したいよね」と思われるのです。
結婚式の支払いに関して
さて、結婚式にかかる費用がざっと分かったところで、今度はそのお金を誰がどうやって支払うのかということについてお話していきたいと思います。
誰がどう払うって、自分たちで払うしかないでしょと思われるかもしれませんが、実際にはいろんなケースがあるものです。
親御さん支払いのケース
たまにあるのが、「結婚式の費用は親が支払います」というケースです。

つまり、二人は何も支払わず親御さん支払いになるということ。
新郎新婦で別々に支払うケース
新郎側と新婦側で請求を分けたいと言われることがあるということは先ほどもお伝えした通りですが、親御さん支払いでなくて、ご本人たちの支払いでも分担して支払いたいという方もいます。
あまり多いケースではありませんが、新郎側のゲスト分と新婦側のゲスト分で請求書を別々にしてほしいという、まあ正直な話とっても「式場泣かせ」のリクエストがありました。
この場合はお二人ははっきりおっしゃっていませんでしたが、恐らく一部分は親御さんが支払いをしていたのではないかと思われます。
ご祝儀で当日支払いのケース
結婚式にはご祝儀が必ず発生しますので、この分は当日に回収できますよね。良くあるのが「費用の一部は当日ご祝儀で支払います」というケースです。式場によってはNGのところもありますが、ほとんどのところでOKなのではないでしょうか。
当日結婚式が終わってご祝儀袋を慌てて開封する姿は、あまり見ていて素敵なものではありませんので、正直個人的には全然おススメしませんが方法としては可能です。

まとめ
いかがでしたでしょうか。結婚式のおカネについてのお話でしたが、少しはイメージが出来たのではないでしょうか。結婚式は決してお安くはありません。ですが一生に一度の大切なイベントですから、後悔のないようにしたいものですね。
皆さんが素敵な結婚式を挙げられますよう、心よりお祈り申し上げます!

まゆ / 元ブライダルプランナー

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